積立NISAは簡単にいうと年間40万円まで非課税の投資ができる仕組みで、投資初心者でもとっつきやすいように国も推進しているものですが、私自身いざ始めてみるとつまづくポイントがいくつかありました。
今回は楽天証券の積立NISAを申し込む際につまづいたポイントの一つ、申し込む時期についてお話しします。
※株価の変動が云々という話ではありません。積立を申し込む月によって年間の投資額が変動することについて言及します。
結論:支払い方法にこだわらなければ、いつでも大丈夫。
結論を言ってしまうと、実はいつでも大丈夫です。
ただし、
- クレジットカード支払いのみで積み立てたい(=口座引落の登録はしたくない)
という方は注意が必要です。
5月に積立がスタートできるように、つまり4月上旬までに積立の申請が必要です。
もっというと初めて証券口座を作る方は審査期間も含め、3月下旬には手続きを進めると余裕を持って申請できます。
クレジットカード支払いのみで積み立てるメリット
楽天証券で投資を始める方は、楽天ポイントを意識している方も多いのではないかと思います。
楽天証券では、楽天カードでクレジット払いにするとポイントが貯まるようになっているので、利用しない手はないです。
楽天の口座もお持ちの方は口座引落でも抵抗はないかと思いますが、私の場合は給与口座が他の銀行で、振り込む手間が面倒なのでクレジットカードで済ませたかったというのもあります。
なぜ5月までに積立をスタートしなければ損なのか?
理由は月々の積立額とクレジットカード決済額に上限があるからです。
そんなの知りませんよね!?
積立NISAについて調べると、年間MAX40万円までというのは聞いても月額の積立額に上限があるなんて教えてもらえませんでした。
私はいざ申し込みを進めていく中で、積立額の入力フォームで知ることになりました。
積立に慣れていたり、勘の良い方はわかるのかもしれませんが…
私のように投資初心者には寝耳に水でした。
月々の積立額の上限は40万円/12ヶ月で33,333円になるそうです。
これだと2月以降に積立をスタートした人は満額40万円の投資ができないことになってしまいますが、その措置として始めの年は増額設定ができます。
例えば、4月からのスタートの場合、
- 毎月の積立額:33,333円(上限)
- 毎月の増額:11,111円
- 4月〜12月の合計投資額:(33,333+11,111)×9=399,996円
という要領です。
増額できるなら良いじゃん、と思うかもしれませんが、そうとは限りません。
先ほどから言っている、クレジットカード支払いのみで積み立てたい方は要注意です。
理由は、楽天カードのクレジット決済の月次積立設定上限が5万円だからです。
先ほどの例を5月で計算すると、
- 毎月の積立額:33,333円(上限)
- 毎月の増額:16,667円
- 5月〜12月の合計投資額:(33,333+16,667)×8=400,000円
この赤字の(33,333+16,667)が毎月の積立額な訳ですが、ここが5万円を越えるとクレジットカード払いだけでは足りなくなります。
5月スタートがギリギリ5万円なので、6月スタートだと口座引落も併用しなければいけません。
もちろん、口座引落併用でも問題ないよという方は6月以降のスタートでも問題なく増額して満額40万円積み立てることができます。
まとめ:毎月の積立上限を確認して始めよう
今回は楽天証券の例でお伝えしましたが、他の証券会社を利用している場合にも、こういった制限はあるかもしれないので一度確認して計算しておくと安心かもしれません。