クラシックギターの弦、種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない…
演奏会が近いから弦を新しくしたいけど、どれがいいんだろう…
初心者向けとかあるのかな…
そんなクラギ弦選びのお悩みにお答えします。
後述しますが、正直なところ好みの音色や押さえやすさなどは人それぞれです。
とはいえ新しい弦を試す足がかりとして、まずは他人のおすすめを参考にしていろんな弦を試していく中で好みの弦に出会えれば、それがベストだと思います。
マンドリンオーケストラでクラシックギターを担当していた経験を踏まえつつ、私が愛用している弦をシーン別にご紹介するので、弦選びの参考になれば嬉しいです。
クラシックギターの弦、結局どれがいいの?
シーン別にズバリこの3つ
- 普段使い:D’Addario ダダリオ プロアルテ Silver/Clear Hard EJ46
- 演奏会(合奏):HANNABACH シルバー200 E900 MHT
- 演奏会(独奏):D’Addario ダダリオ プロアルテ Long-Lasting Composite Hard EJ46C
普段使いにはプロアルテ!
こちらを勧める理由はコスパが良いからです。
弦交換は少なくとも数ヶ月に一度、できれば一ヶ月に一度は行った方がいいと言われています。
値段が高すぎるとお財布に痛い…でも安すぎる弦は演奏の腕も鈍りそう…
そんなジレンマをバランスよく解消してくれるのがプロアルテ、だと思います。
先述したプロアルテのおすすめ弦はハードテンションで、中級者以上向けです。
初心者の方にはノーマルテンションをおすすめします。
演奏会(合奏)にはハナバッハ シルバー200!
演奏会などの特別なシーンでは、少し奮発してハナバッハがおすすめです。
こちらは低音がしっかり出るので、合奏時低音パートとしてしっかり音を出したいときなどに向いているかなーと思います。
ハナバッハは種類がたくさんあり、もっと贅沢な弦もありますが、程よく贅沢気分を味わいつつ良い音が出るシルバー200が気に入っています。
先述したハナバッハはミディアムハイテンションですが、ミディアムローテンションもあるので初心者の方はローをおすすめします。
演奏会(独奏)にはプロアルテのコンポジット!
こちらの弦は好みが分かれやすいのですが、私は大好きです。
ぼやっとしがちな3弦がクリアな音になるのが最高です!
3弦がクリアだと高音が綺麗にはっきり鳴らせるので、独奏向きかなと思います。
セットの中に3弦が2種類入っていて、通常のナイロン弦とコンポジット弦が選べます。
ただ、音がぼやっとしない代わりに、しっかり抑える力がないと音がキンキンなりやすい気がするので、こちらも中級者以上向けです。
デメリットとして弦が張りにくかったりもするのですが、独特な弦の音質は一度試してみる価値ありです。
初心者はノーマルorローテンションから
前の項目でも触れていますが、初心者の方は低めのテンションから始めた方がいいです。
背伸びをして自分に合わない押さえにくいテンションを使って、綺麗な音が鳴らずモチベーションが下がってしまう…なんてことにもなりかねません。
まずは低めのテンションでもしっかり弦を押さえて、スムーズに運指ができるようにしたり、右手の使い方や爪の手入れをしっかり行うなど、基礎を固める方が上達の近道だと思います。
ベストはいろんな弦を試してみること
冒頭でもお伝えした通り、何はともあれ結局ベストな弦は人それぞれです。
いろんな弦を試して、自分が好きな音を鳴らせられれば、それがあなたにベストな弦です。
2種類を組み合わせたりした方がいいの?
結論、初心者は不要です。
いろんな弦を使っていく中で「低音はこの弦が好きだけど、高音はこっちが好きだな…」となれば、オリジナルの組み合わせで弦を楽しむといいと思います。
ネットで購入しても大丈夫?
発送業者にもよるので通販での不安は完全には拭いきれませんが、私はずっとamazonで購入しています。
今のところ特にトラブルはないので「ネット購入=危険」だとは思いません。
まとめ:色々な弦を試して自分に合う弦を見つけるのが一番いい
- 普段使い:D’Addario ダダリオ プロアルテ Silver/Clear Hard EJ46
- 演奏会(合奏):HANNABACH シルバー200 E900 MHT
- 演奏会(独奏):D’Addario ダダリオ プロアルテ Long-Lasting Composite Hard EJ46C
ギターの個性も奏者の個性も三者三様。
ここまでおすすめ弦を紹介してきましたが、結局は試してみないとわかりません。
今回ご紹介した弦があなたの弦選びの参考になれば幸いです。
より良いギターライフを!